AGAを悪化させる食生活の見直し
抜け毛が増えてきて自分がAGAになってしまったのではないかと不安を覚えている方々は、まずは食生活を見直す事をおすすめします。栄養バランス良いの食事をとることが大切です。特にタンパク質、ビタミン、亜鉛を多く含む食事を心がけると良いでしょう。
タンパク質は髪の毛を作るケラチンのもとになります。良質なタンパク質を体に取り込むと髪に好影響をもたらします。タンパク質は肉や魚、大豆製品などの食べ物からとることができます。
ビタミンは頭皮の環境を整えたり、健康な髪を育てるために必要です。ビタミンB2やビタミンB6は毛母細胞を活性化するといわれています。毛母細胞が細胞分裂をして押し出されたものが髪の毛になります。ビタミンB2はレバーなど、ビタミンB6はカツオなどに多く含まれます。
ビタミンEやビタミンCも積極的にとりましょう。ビタミンEは血行促進などの働きを持っています。血行は髪の毛に栄養や酸素を届けるのに関係します。ビタミンCはその作用に相乗効果をもたらします。ビタミンEはナッツ類など、ビタミンCはキウイなどに多く含まれます。
亜鉛が不足すると抜け毛を招くことがあります。牡蠣などの食材を定期的に食べる事で亜鉛を摂取するのも、AGA対策として効果的だといわれています。
睡眠の質を向上させてAGAの悪化を防止
仕事が忙しくて短時間しか眠れない日々を過ごしている方々は、就寝している間に体内のホルモンバランスを整える事もできず、抜け毛の本数が増えている可能性もあります。AGAを発症している人の中には、ホルモンバランスの乱れが原因で発毛のサイクルが乱れてしまった人も珍しくありません。まずは成長ホルモンの分泌を促す事が重要だと考えて、AGA対策を考える時には生活リズムを見直す事をおすすめします。
1日に7時間から8時間ほど眠れるように生活リズムを改善するだけでも、ホルモンバランスが整う可能性があります。スケジュールを調整する事が重要です。ただ長時間眠っているだけではホルモンバランスが整わないこともあります。十分な睡眠時間があるにもかかわらず抜け毛が増え続ける方は、睡眠の質を高めるために寝具を買い替えるのも効果的です。
枕が高すぎるせいで頭部への血流が不足してしまい、毛穴や頭皮の状態が悪化しているケースもあります。心当たりがある方は思い切って枕を買い替えるのも良いでしょう。自分の首や頭の形に合わせて枕を買い替えるだけでも、血流が安定して栄養の循環が正しく行われやすくなります。
健康な毛髪を作るためには睡眠の質を向上させる事が不可欠だと考えて、寝室の環境を見直す事が大切です。
AGAを治すならタバコの吸い過ぎ・お酒の飲み過ぎはNG
タバコの吸い過ぎは薄毛の原因の1つです。タバコは血管を収縮させる作用があるために毛髪の成長を阻害して、抜け毛の本数を増やす可能性があります。1日に何本ものタバコを吸っていて急に喫煙量をゼロにするのが難しい場合は、少しずつ禁煙を進めていきましょう。血流の安定を目指す事をおすすめします。
お酒の飲み過ぎもAGAを悪化させる原因だといわれています。アルコールは体内で、アセトアルデヒドという毒性を持った物質になります。アセトアルデヒドは肝臓で分解されます。アルコールを過剰に摂取してアセトアルデヒドの分解が間に合わなくなると、アセトアルデヒドは血液を介して全身を巡ります。アセトアルデヒドはAGAの原因であるDHTの働きを促進するため、体内を巡ることで薄毛の進行を早めてしまいます。
飲酒は適量であれば問題ありません。アルコールには血流を促進する効果があるため髪にとって好影響も期待できます。また、人によってはお酒がストレス発散の役目を担っている場合もあります。過度なストレスは自律神経を乱して血行不良を招くこともあり得ます。
薄毛治療のためだからといって、一概に禁酒すればいいとも限りません。適量を守って、お酒とは上手に付き合って行くことが大切です。